プロゴルファーは儲かっているのか

ゴルフ事情は世界と見比べると面白い

日本でもゴルフは昔から国民的スポーツとして親しまれている。昔から、または最近になってゴルフをしてみて楽しくてしかたがないと、そう感じて始めた人もいるだろう。ただ詰まるところを申し上げてしまうのなら、ゴルフというものも結局は海外から日本に持ち込まれた競技でしか無いという事実だけは否定出来ない。丁度日本でゴルフが盛んになってきたのはおよそ一世紀前まで遡ると言われる。世界大戦が勃発する間近とも言われていたその当時に、日本でもゴルフというこれまでにないスポーツは鮮烈な印象を当時の人々にもたらした、そう分析できる。大戦に敗戦、国としてのあらゆる尊厳を剥奪された苦しい時代を乗り越えながらも、日本ではゴルフという楽しみはなくならなかった。スポーツという側面とはいっても、やはり当時と今では海外に対しての価値観や偏見は天と地ほどの差がある。何せ日本こそが世界最強の国だなどと妄言と言われてもおかしくないようなことを発していたくらいだ。その結果がこれでもかというくらいに惨敗し、日本人という存在がこの世から無くなってしまうのではないかとも考えられていたのではないかと、筆者は思ったものだ。

そんな歴史を踏みしめながらも、ゴルフが日本で単純に競技という種目として親しまれるようになってから100年とちょっと、その歴史を紐解くとあらゆるプレイヤーが誕生していった瞬間も目撃している。また、その中には国内に留まらず世界を相手にしている選手たちの輩出を知る歴史でもある。

スポーツプレイヤーの品格

プロゴルファーとして活躍している人間は日本にもかなりの数存在している、その中には頻繁に名前を耳にする人もいれば、ファンとして毎日追っかけ回しているというようなアイドル的な存在の人もいるだろう。ただそれだけではやはりプロ選手として勤まらない、やはりプロを自称するのであればそれに見合った実力を試合で見せつけなくてはならない。しかしココで問題なのが、単純な実力とプレイスタイルを見ても正直分からないと感じている人はいないだろうか。際どいショットを決めた、これが出来るなんて天才だと、誰でも言うだけなら出来る。実際にゴルフを趣味として行っている人などは、そうした偉業がどれほど難しいかを嫌がおうにも理解していると思うが、したことのない人間にすれば全くの未知数だ。

それをただ凄いと表現するなら誰でも出来る、やはりぱっと見で分かる線引は欲しいと思うのは筆者だけだろうか。凄いと感じるときもあるが、それ以外の大多数と見比べた時にスーパーショットを決めたといった事例がなかった場合に、プレイヤー同士の優劣をどのように決めるのが適正といえるか。やはり明確にランキング化されている物を見た方が手っ取り早い。

ゴルファーとして活動して、世界大会にも出場しているとある程度まで実力がついてきたらそれなりにランキングへと順位を伸ばせる可能性は出てくる。世界ともなるとかなりの努力と才能などといった部分も必要になるが、国内であれば明確に数字化出来る。そうした数字を参考に、この人はすごい、あの人よりもこっちの人のほうが強いと、そんな区別ができる。もちろん順位が全てではない、本番でいかに実力以上の結果を残せるかが選手生命に直結しているだろう。この業界にとってはそれが全てであり、結果を残せなければそれで全てが終わってしまうという見事なまでの勝者と敗者を区別化した世界だ。

プレイヤーの凄さを賞金で

そんなゴルフプレーヤーとして活動するとなった場合でも、ランキングに見合った賞金というものは授与される。それこそ国内で最有力タイトルともなれば賞金額も桁違いとなるだろうが、それを獲得できればやはりある程度実力があるプレイヤーだと認識されて問題ないレベルだ。

順位が高ければ高いほど選手としても誇りに思うだろうが、それに見合うという意味で今後の活動を通して強くなっていけるかは、個人の資質の問題だ。そういう意味では、そうした潜在能力を引き伸ばすためにも活動資金は必ずと言って必要になる。ただゴルフプレイヤーの賞金とは世界的な競技として知られている一方で、世に言うところのスポーツプレイヤーの懐事情がトンでもないという話へと直結するかはかなり微妙と言わざるをえない。確かにゴルフが一定の地位を得ているが、それだけで活動できるほど甘い業界ではない。訓練をするためにも先立つモノがなければ活動さえままならない、そんなゴルフプレイヤーが大体一般的にどのくらい稼いでいるのかというと、

  • プロゴルファーの平均年収:1,500万円

が大まかに平均的な活動をしている人たちの年収となっている。この額を見るとその他のプレイヤーたちと見比べてみれば、どれくらい低いのかを理解できる。それこそプロ野球やサッカーと比べたらその差としては、

  • サッカー選手の平均年収:2,217万円
  • 野球選手の平均年収:セ・リーグ=3,729万円,パ・リーグ=3,625万円

大体最低で700万円から2,000万円前後となっている。この年収の中には選手として活動していくためのトレーニング内容などが含まれているのはもちろんだが、足りない人からすれば全くと言っていいほど足りないだろう。サッカー選手にしてもそうだが、野球選手にしても、底辺と呼ぶべき部分は存在している。その中ではゴルフ選手の中には年間一円も獲得できない人もいるため、実力主義の薄幸事情が何とも悲しくなってくる。

もちろん野球にしてもサッカーにしてもそうだが、実力主義が一番重要視されるのもゴルフという種目ならではの特徴なのかもしれない。

ゴルフにおけるランキングについて

さて、こうしたゴルフ事情を見ると賞金というのもそうだが、それ以上に気になるのは良く耳にする『ランキング』というものだ。ゴルフの試合を目にすると度々出てくるランキング順位については、正直良くわからないという感覚が強い人もいると思う。例えば世界ランク『70位』といえば、世界のゴルフ人口で70番目に強いという風に表現されるが、では具体的にどのくらい凄いのだろうか。この70というのも、それ以上に70人近い人々が頂点を目指してしのぎを削っていると考えるとイマイチ凄さが把握できない。

せっかくのランキングだからもう少しわかりやすくすればいいのに、なんてよくよく感じていた。なので今回は機会にも恵まれたので、よく耳にする世界ランキング、その中でプロゴルフに焦点を絞って話をしていこう。今さら何を話しているのかと、そんなふうに思った人もいるかと思うがどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

ゴルファーと世界ランク、そして実力